2012/11/15
オーストラリアのロックバンド、INXSが35年にわたる活動に終止符を打った。11月12日の夜、ティム、アンドリュー&ジョンのファリス三兄弟、およびカーク・ペンギリー、ギャリー・ゲイリー・ビアーズは、「いつかはやって来ることだけど、とうとうその時が来てしまった。バンドとして35年間演奏し続けてきて、アリーナ・ツアーから離れることにしたんだ。俺たちの音楽はこれからも生き続けるだろうし、そこに俺たちも存在し続ける。これまでサポートしてきてくれた仲間や家族に心から感謝したい」とのステイトメントを発表した。
なお、彼らは解散することをこの前日、マッチボックス・トゥエンティーとのジョイント・コンサートの最後を飾るオーストラリア・パース公演にて明かしていた。ロブ・トーマスが加わったラスト・ナンバー「ドント・チェンジ」の際、ドラマーのジョン・ハリスが観客に向かい「これが最後のショーだ」と涙ながらに伝えた。
最近、代表作『キック』の25周年記念盤をリリースしたINXS。先月下旬にはバンドのメイン・ソングライターであるアンドリュー・ファリスが、次作のために新しい曲に取り組んでいることをビルボードに明かしたばかりだった。彼らは1997年にカリスマ的存在だったフロントマン、マイケル・ハッチェンスを失った後も数人のシンガーと活動をしてきた。35年の間に残したスタジオ・アルバムは11枚で、そのうち6枚がプラチナ・セールス以上を記録してきた。
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